2020年をゆるく総括

さて、2020年もあと30時間くらいで終わりです。今年はコロナ禍もあり、当初計画したのとかなり異なる一年になりましたが、転びに転んで結果的に個人史上最高の一年だったと思います(毎年が史上最高だと自分に言い聞かせないとやってられないので)。

⓪ OISTでの体験は、学校のサイトに乗せていただいたので、よかったらご覧ください。

① まずは一番時間を使ったinochi学生プロジェクトから。

今年度は、関東地域のプロジェクトリーダーとして、1年間勤め上げました。去年は平社員として何チームかの面倒を見ればよかったですが、代表の仕事はそんなに甘くないですね。総勢30人の大学生メンバーそして50人の中高生参加者を、完全オンラインで束ね、なんとか大きなトラブルなくプロジェクトを無事先日終えることができたことで、こたつの中でホッとしています。

メンバーが自分含めて3人しかいない状態だった1月。取り組むテーマである発達障害について勉強しつつ首都圏の高校40校以上を回って説明を繰り返す2月。コロナが蔓延し初のオンライン大学生新歓を試みる3・4月。新しいメンバーの教育を行いつつ高校生向けオンライン説明会を合計15回かました5・6月。オンラインで互いの雰囲気が掴めづらい中、高校生と一丸となり発達障害の課題解決を行ってきた7・8・9・10月。そして、関東メンバーのみで企画・運営した学生フォーラムを11月に行い、課題解決のマインドが少しでも多くの人たちに届けられるように頑張りました。

私は人間関係やマネジメントが得意な方ではありません。一人で学習し、一人で手を動かし、自分を強く見せてガンガン自分の道を行くのが好きでした。

多額の予算、5年間続いてきたプロジェクトを自分の代で潰してはいけない雰囲気、結果がシビアにみられる環境、これら全てが責任感とプレッシャーとなってリーダーであった自分にのしかかっていました。うまくいかない時はメンバーが知らないところでたくさん泣きました。

しかし、そうした自分を気遣ってくれて、自ら仕事を分担してくれたり、責任を一緒に持つからもっと頼ってくれ!と自分から言ってくれたりするメンバーもいて、本当に助かりましたし、こんな素敵な仲間たちと一緒に仕事ができるのが何よりも幸せでした。

高校生たちからの応援もエネルギー源になっています。

逆に高校生から賞状をもらうのは自分が初めてじゃないかと笑

1月の時、先輩から「自分の殻を破って、世界のカオスに柔らかい部分を晒すと人間として大きくなれる」と言われたが、その意味がやっと今になってわかった気がします。

結果的に、憧れの場である100BANCHにプロジェクトとして入居でき、過去最高の高校生リクルート成績(150名の応募、去年の10倍)も獲得でき、三菱みらい育成財団様から年間一千万の助成が決まり、最後のフォーラムも事前登録やライブ視聴合わせて1000人の視聴があり、何より自分が一番気にしていた大学生メンターの脱退率0%をクリアできました。生まれた解決策の社会実装が実現できてなんぼなのであれですが、関東地域2年目の成績としては、まずまずだと思います。

この結果も、学生メンバー、理事会の先生方、アドバイザーの方々、そしてインタビューでお世話になった当事者、専門家、企業の方々が居てこそのものなので、感謝の思いしかありません。

また、土日は潰れがち、一緒にいる時もいつ誰から仕事(無給)の電話が飛んでくるかわからないにもかかわらず、優しく応援してくれた彼女の存在が本当に大きかったです。彼女が居なかったら多分やめました。いつもありがとうございます。

美味しくいただきました

来年は自分に変わって、マネジメントが得意な先輩が代表を引き継いでやってくれるので、どこまで躍進できるか非常に楽しみです。

② 学校の勉強について

奨学金で養ってもらっている身なので、課外活動頑張っているからと言って学業を疎かにするのは論外です。今のところ順調にフル単なので、無事3年生になれると信じています。

③ 中原くんは将来どうするの?

わかりません。今年はいっぱいマネジメントの経験をさせてもらいましたが、「とにかくいいプロダクトを作って大きく勝負したい」気持ちに変わりはないので、学生生活の残りはそこを中心に添えつつ、いろんな勉強を引き続きして行けたらなと思います。また、かなり貴重な経験をさせてもらっているのは自覚していますので、そのような経験を積極的に後輩や周りの人たちに還元する取り組みも増やしていこうと思っています。

こんな飄々としている人ですが、やる気だけはありますので、今後ともお付き合いいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。良いお年を。

2020.12.30 城崎にて

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